りんご

身近な果物であり、「1日1個のりんごは医者いらず」ということわざがあるくらい、ヘルシーなイメージがあります。
りんごの栄養
りんごを構成する成分の86%は水分で、残りの15%弱が栄養成分となっています。栄養成分の内訳をみると、

食物繊維ではセルロースやペクチン等、ミネラルではマグネシウムやカルシウム等が含まれています。他に抗酸化物質のビタミンCやポリフェノール等が含まれています。
りんごの注目成分
①ペクチン
ペクチンは食物繊維の一種で、りんごの皮と果肉に含まれています。ペクチンは善玉菌を増加させて悪玉菌を減らす働きがあり、

便秘や下痢を解消する整腸作用があります。また、血管壁にコレステロールが付着するのを防ぐとともに余分なコレステロールを体の外へ

排出してくれるので動脈硬化を予防できます。コレステロールの多い食事を摂った時は、りんごを一緒に食べると良いでしょう。
その他、血糖値の上昇を抑えるので糖尿病の予防に役立つという報告もあります。
②リンゴポリフェノール
りんごにはポロシアニジン、クロロゲン酸、カテキンなど多種のポリフェノールが含まれています。その総称をりんごポリフェノールと呼びます。
ポリフェノールは体内の細胞を傷つけたり酸化させて細胞代謝を下げたりする、活性酸素を取り除く働き(抗酸化作用)があります。中でもプロシアニジンは特に強い抗酸化作用を持っていて、その強さはビタミンCの約60倍だそうです。
ポリフェノールのうち半量以上がこのプロシアニジンなので、りんごは他の食べ物に比べて抗酸化作用が強く生活習慣病の予防やアンチエイジング効果を期待できます。
りんご可食部100gの栄養価
エネルギー  54kcal
炭水化物   14.6g
食物繊維   1.5g(水溶性0.3g不溶性1.2g)
タンパク質  0.2g
灰分     0.2g
脂質     0.1g
ビタミンC  4mg
マグネシウム 3mg
リン     12mg
カルシウム  3mg
カリウム   120mg    等
③カリウム
りんごにはカリウムが豊富に含まれています。カリウムには高血圧の原因になるナトリウムを体外に排出する働きがあるので、高血圧の予防になります。
④有機酸
りんごにはリンゴ酸やクエン酸といった有機酸が含まれています。これらの有機酸はクエン酸サイクル(体内でエネルギーを産生し、老廃物を排出するシステム)を助ける働きがあり、疲労回復に効果的と言われています
りんごの食べ方
丸かじりで
歯のすき間にたまった歯垢が取り除かれ、歯を清潔に保つ歯磨き効果があります。また、硬いりんごをよく噛むことで歯や歯茎を丈夫にします。
すりおろして
すりおろすことで胃に優しく、栄養素が吸収されやすくなります。
風邪や下痢などで食欲がない時に。離乳食にも。
焼きりんご(ホットりんご
りんごを加熱すると、生のりんごに比べペクチンの働きが9倍に増えるそうです。
★ペクチンやポリフェノールなどの栄養成分は果肉より皮部分に多く含まれています。皮ごと食べると効果的です。丸かじりが難しい人は輪切りにしましょう。