夏風邪


梅雨から夏にかけて流行するウイルス感染症を夏風邪と言います。寒く乾燥した空気を好む冬の風邪ウイルスと反対で夏風邪のウイルスは高温多湿を好みます。暑さや睡眠不足などで免疫力が落ちている時かかりやすく、一度感染するとお腹の中で増殖し、体外へ排出されるのに時間がかかり、症状が長引きます。
代表的な夏風邪
プール熱:アデノ(のど)ウイルスが原因、のどの痛みや発熱などの症状が特徴。子供がプールで感染することも多い。大人も感染することがあり、扁桃腺炎や肺炎を引き起こすこともある。

手足口病:エンテロウイルス、コクサッキーウイルスなどが原因。発熱、手足、口内の水疱を伴う発疹、食欲不振など体全体に症状が出るのが特徴。大人が感染することもある。

ヘルパンギーナ:コクサッキーウイルスなどが原因。手足口病に似た症状。発熱、口内の水疱、喉の痛みが特徴。大人が感染することもある。


夏風邪の予防
免疫力を高めること、ウイルスとの接触を避けることが大事です。
●手洗いを習慣にする
外出後は指の間、手の甲、手のひらまできちんと洗う。家族に患者がいる時は、家庭内での手洗いうがいを心掛け、タオルの使い回しはしない。湿って汚れたタオルはウイルスが繁殖しやすい
●クーラーによる冷えに注意
冷風が直接当たらないよう注意します。クーラーが効きすぎている所では上着や靴下などで体を冷やさないようにします。
●軽い運動も大切
ストレッチ、軽い筋肉運動は、全身の血行がよくなりストレスも解消されます。毎日少しずつでも続けましょう。ただし、熱中症にならないよう水分補給や時間帯、服装に気をつけます。
●入浴で清潔を保つ
シャワーで汗を流すことで汗腺が清潔になりリフレッシュできます。湯船につかると、だるさや疲労回復に効果があります。寝る前の1時間程前に入浴して体温を上げることにより、体温が下がってきて自然に眠気が出て睡眠しやすくなります。
●ゆっくり休養
睡眠不足や不規則な食事が続くと免疫力が低下します。特に睡眠不足は影響が大きいので上手に睡眠できる工夫をしましょう。エアコンや快眠グッズの利用、昼寝、スマホは寝る1時間前からは見ないようにするなど。
●しっかり栄養を
消化の良いもの、ビタミンを積極的に、栄養バランスの取れた食事を。腸内環境を整えることも大事です。免疫力と腸内環境は関係しています。善玉菌を増やして夏風邪に打ち勝ちましょう。
発酵食品も効果的です。納豆、チーズ、ヨーグルト、キムチなど様々なものがあります。毎日の食卓に積極的に取り入れてみましょう。
夏風邪というと、軽い風邪と思いがちですが症状が長引きやすいので油断できないです。大人でも喘息などの呼吸器疾患や糖尿病、心疾患といった基礎疾患のある人は特に注意が必要です。基礎疾患が悪化し、血糖値が上がったり肺炎を起こしたりする危険もあるので、早めにかかりつけ医師に相談しましょう。