禁煙のすすめ1

健康日本21国が打ち出した「健康日本21」施策において、禁煙は「健康寿命の延伸」という観点から社会的な取り組みとして展開されています。

タバコは吸っている本人の健康被害だけでなく周りの人(子供)の健康まで脅かします。
例えば、親の喫煙は子供の命とすこやかな発達をむしばみます。

子供は、お腹の中にいる胎児のうちからタバコの影響を受けます。子供が欲しいと思った時から両親だけでなく家族、友人、全員に禁煙を呼びかけましょう。

受動喫煙  タバコは本人より周りの人に害!!

他人が吸ったタバコの煙を吸わされることを、「受動喫煙」といいます。タバコの煙の中には、約40種類の発がん性物質を含む、多くの化学物質があるといわれています。

例えば・・・・・

ニコチン:習慣性があり、血管を収縮させて血流を悪くし、血管の老化を早める

一酸化炭素:全身の酸素の運搬を妨げる
ベンツピレン・ニトロソアミン:発がん物質・・・・・・などが含まれます。

タバコの煙は2種類に分けられます。

タバコを吸う人が吸いこむ主流煙と、火のついた先から出る副流煙の2つです。
主流煙は、燃焼温度が高い部分で発生し、タバコ内部のフィルターを通過しています。それに比べて副流煙は燃焼温度が低いため有害物質が多く含まれます。そのため、短時間の受動喫煙でも頭痛、頻脈、皮膚温低下、血圧上昇が起こります。
心筋梗塞も起こしやすくなります。

灰皿に置いたタバコからの煙は、ツンとする刺激臭がして、目が痛んだり咳き込んだりします。
それは、刺激物質が多く含まれているからです。

子供への影響

  • 自然流産
  • 低体重児出生
  • 乳幼児突然死
  • 肺炎・気管支炎
  • 気管支喘息

タバコの体に与える影響と副流煙の含有量

物質名 性 質 主流煙に対する副流煙の含有量
ニコチン 有害物質 2.8倍
ベンツピレミン 発がん物質 3.9倍
ニトロソアミン 強力な発がん物質 52.0倍
一酸化炭素 有害物質 4.2倍
アンモニア 粘膜刺激、毒性 46.0倍

「別室で吸う」「喚気する」「空気清浄器」などの「分煙」が受動喫煙を減らせないことが研究でわかっています。また、空調で室内のタバコ煙濃度を安全レベルまで減らすことは不可能です。
完全禁煙以外に、受動喫煙から非喫煙者の健康を守る対策はないのです。