子供の冬の感染症

冬に子供がかかりやすい代表的な感染症を紹介します。

RSウィルス感染症

RSウイルスによる代表的な呼吸器感染症です。冬季に多く流行するといわれています。
乳幼児の半数以上が1歳までに、ほぼ100%が2歳までに感染し、その後も再感染を繰り返します。
感染力は強く、飛沫感染と接触感染の両方で感染します。

【症状】

2~5日の潜伏期の後、39℃程度の発熱、鼻水、咳7などの症状があらわれます。通常1~2週間でよくなりますが呼吸困難等の重篤な症状が出た場合には入院が必要です。

【予防】

感染の予防には、うがいや手洗いの励行やマスクの着用が必要です。
小児の受動喫煙はRSウイルス感染症の危険因子と考えられています。小児の受動喫煙を防ぐことも予防のためには大切です。

溶連菌感染症

A群β溶血性連鎖球菌という細菌による感染症です。

感染部位は鼻粘膜、咽頭粘膜、扁桃腺であることが一般的です。

咳や唾液による飛沫感染がほとんどと考えられます。

【症状】

潜伏期を数日おいて、発熱、咳、のどの痛みから発症することが多くみられます。

頭痛や倦怠感、食欲不振、腹痛などを伴うこともあります。

咽頭粘膜の赤みが非常に強く点状出血を伴っていることがあります。

また苺舌(いちごじた)といって舌の表面がブツブツして鮮やかな赤みもみられます。

扁桃腺が腫れ、白色から黄色がかった膿のようなものが付着していることもあります。さらに首のリンパ節が腫れることもあります。

【予防】

発熱や呼吸器感染症の症状がある時期は、周囲の人々への感染を防ぐ意味で、保育学校はもちろん人中にも出さない注意が必要です。

また、自宅でも兄弟姉妹、とくに乳児などへ感染しないよう隔離が必要な場合もあります。

ウィルス性胃腸炎

ウイルスが原因となって腹痛や下痢をきたす病気の総称です。

ウイルスの中では冬から春にかけてロタウイルスが原因になることが最も多いです。

【症状】

ロタウイルスなどのウイルス性下痢では、感染初期に嘔吐を起こします。

熱は1~2日ほどで、腹痛もあまりひどくないことがほとんどです。

下痢は水様で、出血は少ないのが特徴です。また、嘔吐や下痢のために脱水症状が起きやすいのも特徴です。

【予防】

こまめに手洗い、うがいを励行することが大切です。
加熱が必要な食材は、十分に加熱し、中まで火を通します。