仕事中の眠気に負けよう!20分昼寝のすすめ

ぽかぽか陽気につられて、昼食後などついウトウトしがちなこの季節。昼寝(ひるね)は、昼食後の仮眠のことである。午睡(ごすい)ともいい、南欧ではシエスタとも呼ばれている。昨今の研究で、15~30分の仮眠が脳を活性化するという研究結果が出ている。しかし、それ以上の仮眠は逆に脳の活性を下げ、また夜の不眠の原因にもなるとも言われる。保育園では園児の昼寝が予定に組まれている場合が多い。

睡眠は1日を単位とするリズム現象だが、これを管理しているのが脳内に存在する「体内時計」だ。また人は、ほぼ1日周期で覚醒と睡眠を繰り返しているように見えるが、実はこの覚醒と睡眠の繰り返しは、約半日周期のリズムでも起きているという。そのため、体内時計によって起こる生理的な現象として、正午過ぎの一時期に眠気が少し高まるのだ。

この眠気を解消し、仕事の能率を高める効果的な秘策がある。それが“プチ昼寝”だ。誰しも、ちょっとうたた寝をしたら、頭がすっきりしたという経験があるだろう。このようにプチ昼寝には、頭をさえさせたり、疲れを取ったりといった、リフレッシュ効果がある。

 

プチ昼寝なら夜の睡眠にも影響せず

プチ昼寝の研究は、文部科学省の「快適な睡眠の確保に関する総合研究班」が“正しい昼寝の方法”としてまとめている。研究班は、学生10人に昼寝後15分で起きてもらい、コーヒーの摂取や洗顔など、目覚めに良いとされる行為を試してもらった。効果を確かめるため、脳波を測定して眠気の残り具合を調べた。その結果、「昼寝の直前にコーヒーを飲み、目覚めたら通常より明るい照明を浴びると最も眠気が取れた」という。研究班によると、コーヒーに含まれる覚醒物質のカフェインは、脳に届くのにおよそ30分程度かかる。20分の昼寝なら、目覚めの頃にちょうどカフェインが効き出す、というわけだ。

「昼寝をすると、夜眠れなくなる」と考える人もいるだろうが、プチ昼寝にはその心配は無用だ。人が眠りにつくと、最初の15〜20分は浅い眠り、それ以上になると深い眠りになる。プチ昼寝は、脳をリフレッシュさせる程度の浅い眠りしか行わない。夜眠れなくなるのは、深い睡眠を取った場合に起きるからだ。