夏の脳梗塞を防ごう!

脳梗塞は「脳卒中」と呼ばれる病気の一種です。脳卒中は「脳梗塞・脳出血・くも膜下出血」に分類されます。このうち、増加しているのが「脳梗塞」です。かつては脳卒中のうちでも血圧の影響をより大きく受ける脳出血が多かったため、血圧が高くなる冬に脳卒中を発症することが多かったのです。しかし、急増中の脳梗塞は、高齢者の場合むしろ夏に発症することがよくあり、注意が必要です。

脳梗塞の危険因子

 ① 60歳以上

 ② 生活習慣病高血圧・高脂血症・糖尿病の1つでもあると脳梗塞の原因となる動脈硬化を促進する

 ③ 喫煙タバコやタバコの煙に含まれる有害物質は動脈硬化や血管収縮を起すため脳梗塞を起す危険性を高 める

 ④ 大量飲酒適量はビールなら1日大瓶1本、日本酒なら1合まで

 ⑤ 心臓病特に心房細動があると心臓に血栓が出来やすくなり心原姓脳塞栓症を引き起こしやすい

 ⑥ 無症候性脳梗塞・無症候性頚動脈狭窄脳ドッグで見つけることが出来る

 

特に注意したいのが生活習慣病の管理です。高エネルギー・高脂肪の食事や運動不足などの生活習慣を改善することが重要です。必要があれば薬を使ってきちんと治療しておきましょう。

喫煙者はとにかく禁煙することが大切です。禁煙すると2~3年で脳梗塞のリスクが明らかに下がると言われています。

夏場の注意

脱水夏はたくさん汗をかくが、高齢者は喉の渇きを感じにくく、充分な水分補給をせず脱水状態になることがある。体内の水分が減ると血液が濃くなり血栓が出来やすい。喉の渇きがなくても定期的に水分を摂る事、寝る前にもコップ1杯の水を。

夏風邪風邪などの感染症を起すと血液中の白血球やフィブリノーゲンが増え、血管が詰まりやすくなったり、血栓が出来やすくなったりする。発熱すると脱水になりやすい。水分補給を忘れずに

温度差暑い屋外からクーラーが効いた室内に入ると血管が収縮して脳梗塞が起きやすくなる。冷やし過ぎには注意。

水分補給は、糖分の多いジュースは避け、ミネラルウォーターや低エネルギーのスポーツドリンクなどにしましょう。

 

脳梗塞の前ぶれ  「TIA

脳梗塞を起した人の3割が「TIA](一過性脳虚血発作)という前ぶれを経験しています。これは一時的に脳の血管がつまり脳梗塞と同じような症状が現われるものです。しかし、すぐ血流が再開するので症状も消えます。

「TIA]の症状は、片方の目が見えない、視野の半分が欠ける、体の左右どちらかがしびれる

感覚がない、力が入らない、ろれつが回らない、言葉が出ない、突然のめまい・・・など

このような症状を感じたら「気のせいだろう」などと軽く考えずに、すぐに医療機関を受診し、脳梗塞を防ぎましょう!!