食品の「ゼロ」本当にゼロ?

最近、「カロリーゼロ」「ノンシュガー」などの表示をよく見かけますが、

本当にゼロなのでしょうか?

これらの表示は厚生労働省が「健康増進法」の中でルールを定めています。実は完全に「ゼロ」

でなくても一定基準を下回っていれば「ゼロ」「ノン」「無」「レス」などと表示できるようになっており、実際にはエネルギーがあるものが多いのです。

また、これらほどではないが、低めに抑えられているものは「低減」「控えめ」「カット」

「オフ」などと表示されています。

 

栄養成分が少ないことを強調する表示

 

食品100mg(ml)あたりの含量

熱量

砂糖

コレステロール

ナトリウム

「ゼロ・ノン・レス・無」

などのどれかを含むもの ※1

5kcal未満

0.5g未満

5mg未満

5mg未満

「低・微・オフ・カット・控えめ」

などのどれかを含むもの ※2

40kcal未満

(飲料20kcal)

5g未満

(飲料2.5g)

20mg未満

(飲料10mg)

120mg未満

○%オフ・○%減量など

それぞれ の会社ごとの表記。決まりはなし

※1  例えば500mlのペットボトル1本に25kcal つまりごはん茶碗8分の1杯までの熱量

※2 例えば500mのペットボトルに100kcal つまりごはん茶碗半杯までの熱量

甘みの正体は?

カロリーの低い食品が甘いのはなぜでしょうか?それは砂糖と同等またはそれ以上の甘みを持ちながらもカロリーのほとんどない、低カロリー甘味料が含まれているからです。低カロリー甘味料には以下のものがあります。

低カロリー甘味料 代表例

砂糖の数百倍の甘みを持つ、少量の使用ですむ

甘みは砂糖と同等だが、体内で

代謝されずエネルギーにならない

天然

ステビア・

グリチルリチン

人工

サッカリン・アスパルテーム

アセスルファムK・スクラロース

 

天然

マルチトース・エリスリトール

低カロリー甘味料は糖尿病の方には有効ですが、多用してしまうと甘い味に鈍感になることが知られています。そしてより甘みを欲し、ついつい食品の摂取を増加させ、血糖コントロールを困難にしてしまいます。

また、人工甘味料の安全性は今も議論され続けていて、疑問を訴える声も少なくありません。

 これらのことから、食品の「ゼロ」という文字に安心してたくさん摂り過ぎることはよくありません。日頃から「栄養成分表示」をチェックして商品を選ぶように心がけましょう。