痛みに効く、神経ブロック注射ってなんだろう?

注射 どんな効果があるの?
神経を遮断=ブロックすることで、痛み部位の筋肉をほぐし、血管を拡張させ血流を改善します。そして局所に溜まった痛みの原因物質を洗い流し、痛みをとります。

また、拡がった血管を通して、酸素やたんぱく質などの栄養を痛い場所に効率よく運ぶことができ、効果的に治癒力を高めます。
ブロック注射の効果の持続時間は個人差が大きく、数時間経過してすぐに元に戻ってしまう場合や、痛みを感じない期間が非常に長い場合もあります。ぎっくり腰の場合は、1~2回の神経ブロック注射で、すっかり治ってしまう方もいます。
■ 副作用は?

注射の痛み、出血、感染、アレルギー、神経障害などがあります。発症頻度は報告にもよりますが、重症な副作用の場合、0.001%~0.02% と言われています。神経ブロック注射は、痛みの部位に限局して高い効果を示すため、全身への影響が少なく、副作用発現率は、少ないものであると言われています。

痛い痛みの悪循環
  •痛い⇒⇒ 痛い局所の血管が収縮⇒⇒ 痛い部位に栄養や酸素がいかない⇒⇒ 

   痛みを起こす疼痛物質がたまる⇒⇒ 痛い

ブロック注射はこの「痛みの悪循環」を断ち切ります

【星状神経節ブロック】
気管の左右にある、星の形をした神経のかたまりをブロックする方法です。星状神経節は、頭、顔面、頚部、肩、腕、胸部、背中などの上半身の交感神経の中枢です。

頭痛、顔面神経麻痺、頭頚胸部の帯状疱疹、頸椎症、五十肩、頸椎椎間板ヘルニア、むちうち後遺症、肩こり、レイノー病、網膜血管閉塞症など、頭の中から、上半身の痛み全般に対応できる治療方法です

なぜ 【注射の正体は?】
注射の正体は、局所麻酔薬です。局所麻酔薬は、痛みで過剰に興奮した神経を一時的に麻痺させることで、「痛い」という神経の情報をブロックします。

ブロック注射は、決して神経を切断するような方法ではなく、「痛みの情報」だけを一時的に中断する方法です。
神経の炎症が激しい場合などでは、ステロイドを注入することもあります。