風疹 ~子供だけの病気ではありません~

2013年、風疹患者は急増しています。1月から7月までの報告患者数は昨年の年間報告数の5倍以上です。熱

そのうち9割が成人で男性が女性の約3倍です。男性は20~40代(特に30代)、女性は20代が多くなっています。

定期予防接種は1995年までは、女子中学生のみに実施されてきましたが、1995年4月から男女とも1~7歳半までに接種する方法に変更されました。

そのため、1987年以前生まれの男性と1979年4月2日~1987年10月1日生まれの女性は、法律の変わり目になり予防接種を受けていない人が多くなっています。

どんな病気?

発熱、発疹、耳の後ろから首にかけてのリンパ腫の腫れを特徴とする、ウイルス性発疹症。 患者の咳やくしゃみを通じて広がる、飛沫感染です。

症状は、明らかな症状の出ないもの(不顕性感染)から、重篤な合併症が起こるものまで幅広く、臨床症状だけで「風疹」と診断することは困難です。

基本的には予後(良くなる見通し)は良好ですが、高熱が続いたり、血小板減少紫斑病、急性脳炎といった合併症により、入院が必要になることもあります。

成人では、手指のこわばりや痛みを訴えることも多く、関節炎を伴うこともありますが、ほとんどは一時的なものです。

治療法は?

特に治療法はなく、発熱、関節炎に対して解熱鎮痛剤を用いて症状を和らげる対症療法のみです。

最大の問題点!!

妊娠初期の女性が風疹にかかると、ウイルス感染が胎児におよび、「先天性風疹症候群」が出現することがあります。

妊娠中の感染時期により、重症度、症状の種類が様々ですが、先天異常として発生するものとしては、先天性心疾患、難聴、白内障、色素性網膜症などがあげられます。

予防として…

男女ともに予防接種を受けて、まず流行を抑制し、さらに女性は妊娠前に、 感染予防に必要な免疫を獲得しておくことが重要です。