配合剤は二度おいしい?

 

1粒で2度おいしい……という某お菓子メーカーのキャッチフレーズがありましたが、最近 お薬にも1個で2度おいしい?お薬がたくさん出てきました。カプセル

例えば、風邪をひいた時、ドラッグストアなどで購入できる一般用医薬品(OTC)の場合、総合感冒薬1錠の中には、解熱剤をはじめ、鼻水を止める抗ヒスタミン薬、

鎮咳去痰薬などいくつかの症状に効くように複数の成分が含まれています。

ところが処方箋で出される医療用医薬品は、1品目1成分であるので、風邪でお薬を処方されると、症状に応じて解熱剤、鼻水止め、咳止めなど何種類もの薬を飲むことになります。

症状が重くなるほど服用する薬剤数が増えていくということになります。

ところで・・・・

最近、1品目に複数の成分が含まれる医療用医薬品が、開発されています。「配合剤」と呼ばれるものです。

血圧の薬

例えば、高血圧の治療薬の中には、1種類の降圧剤の量を増やすよりも少量の利尿剤を加えた方が降圧効果が上がる組み合わせがあると知られています。

これを1つの錠剤にした薬剤が最近多く開発されています。

また、作用の違う2種類の降圧剤を1つの錠剤にしたものも多数開発されています。作用機序の異なる薬剤を使うことで相乗・相加的降圧効果を得ることができ

互いの副作用を相殺することができます。低用量の使用によって副作用の発現も抑えることができます。

高血圧と脂質異常症

高血圧と脂質異常症、つまり血圧が高くコレステロールも高い患者さん向けに、降圧剤とコレステロール降下剤を1つにまとめた配合剤も発売されました。カプセル

1錠飲めば血圧もコレステロールも下げるというお薬です。薬価と呼ばれるお薬の値段もそれぞれ1錠ずつ飲むより安く設定されて、お得になっています。

点眼薬

眼圧を下げる点眼薬にも配合剤が発売されています。目薬は同時に何種類も使うことはできません。何種類か使う場合、5分以上点眼間隔をあけないといけません。これはわずらわしいことです。

もともと2剤を併用している方には配合剤の点眼薬を使用することによって点眼回数を減らせるし、点眼間隔を気にしなくても良くなるので大きなメリットです。

 

配合剤はお薬の数を減らせる上、価格も多少安くなるのでまさしく、1個で2度おいしい?お薬です。医師

ただし、どの患者さんにも配合剤が使えるというわけではありません。